Intra-muros’s diary

はじまりは饗宴から

日米地位協定、イタリアではドイツではいかに?

 さて今日はマキャベリから少し離れて、昨日K書房のがんこ店主から授かった調べごとをメモしておこう。これは時間が経過しても忘れないようにするためである。

 第二次世界大戦後、米軍が駐留する日本には日米地位協定がある。とくに沖縄で事件が起こるたびに言及されるが、この協定は1960年?以来改訂されぬまま今日に至っているらしいのだが、同じ敗戦国であるイタリアではどうなっているか、こんな要望であったように思う。ではドイツはどうなのだろう。そもそもイタリアで駐留米軍を規制する約定は何というのだろうか。NATO軍の基地ならあるのだけれど、南のシチリアの?あるいはシチリアのさらに南の?、あとで調べよう,ランペドゥーサ(Lampedusa)という地名は耳に残っている。

 ところで現在、日本と諸外国との関係が流動的になってきた感が強い。韓国とはギクシャク、中国は以前から尖閣諸島に手を伸ばし、北のロシアとは北方領土の帰属、返還問題、ヨーロッパとはこの2月1日から完全貿易自由化に向けてEPA経済連携協定)が発効、懸念材料は米中貿易摩擦に、米ロ間でのINF条約廃棄と、何か大きく動いている。目を国内に向けると近頃では厚労省の統計不正問題が連日メディアで取り上げられている。どうにも落ち着かないが、マキャベリならこうした状況をどのように見立てて何に注意を喚起し、どうさばいてそしてどこに向かおうと述べただろうか。そんな文が『君主論』から自ずと透かし見えてくるといいのだが。

 

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