Intra-muros’s diary

はじまりは饗宴から

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

再起をかけて9月13日2019年イタリアはピサにて―その三ー

二日空いてしまった。これはその二のつづきである。 明治の最初に、スピノザ流の、そしてルソーにも及ぶ「反面教師としてのマキァヴェッリ」理解が植え付けられたとすれば、それはやはり日本におけるマキァヴェッリ受容の特徴であろう。時代は下って、昭和の…

再起をかけて9月13日2019年イタリアはピサにて―その二ー

家事のため中断、そして今またつづきを始める。前の記事の最後が1998年『マキァヴェッリ全集第一巻』刊行だった。今も現役の『君主論』というと、池田訳に加えて佐々木訳、河島訳がある。それぞれの刊行年を今ネットで調べてみたが、佐々木訳が1994年、河島…

再起をかけて9月13日2019年イタリアはピサにて

前回から随分とまたしても時間が経過した。さて今回は、タイトルどおりに今年9月13日に予定されている私自身の研究発表について、その概要をここにまとめておこうと思う。 第23回の国際会議で、今年の春だったかその通知をネットで受け取ったものだから、何…